めぐる季節にともない、自然が織りなす「色」も目まぐるしく変化し、深く印象に残る。
心に深く刻まれた色の印象。それが記憶色。
人それぞれに記憶色があり、色の名前とつながっています。
記憶を思い起こして人に伝えるときは色の名前で表現されます。青い海・赤い花・黄色い実・・・ そのときクレヨン12色の色名以外の、瑠璃色とか茜色とか鬱金色など、日本の伝統色名のような味わいのある色名が思い浮かべば、色の印象はもっと深まります。
長年にわたり、日本の色をテーマに日本各地、津々浦々、四季折々の自然風景を撮影してきた写真家・野呂希一氏が、残しておきたい日本の風景と、伝えていきたい色の名前と季節の言葉。そして、日本人なら誰もが記憶してるだろう郷土の色や季節の色を、「二十四節気」に重ねながらイメージできる「色の名前」を紹介。
日本の美しい景色を眺めながら、季節の変化とともに、「季節の言葉」や「色の名前」を見て楽しんでいただける一冊になっております。
●サイズ/H210×W148㎜(ソフトカバー)
●総頁/256頁
●定価/2,700円+税
●ISBN/978-4-88350-343-8